SHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ) 2026AW ISSUE#9より、新作が入荷しました。
今回届いたのは、毛足の長いニットブルゾン「snowy fairisele」、大きな分量を紐で絞って穿く「café garçon」、片方の手袋をそのまま形にしたような「lost glove scarf」。そして、TSUCHIYA KABANとのコラボレーションによるレザー製の「micro invitation」です。
見た目も用途もそれぞれ違いますが、並べてみると、雪や冬の景色、片方だけ残された手袋といったISSUE#9のモチーフが、それぞれ違った形で服や小物に落とし込まれているのが分かります。
ISSUE#9の背景については、以前の コレクション記事 でもご紹介しています。今回は実際に届いた商品の素材やディテール、着た時の見え方を中心にご紹介します。
01|雪にぼかされたフェアアイル|snowy fairisele
まずは、今回の入荷の中でもかなり存在感のあるsnowy fairisele。
毛足の長い、肉厚で柔らかなニットを使用したフロントジップブルゾンです。
アクリル、ポリエステル、ウール、ナイロンを使ったブークレ糸を使用しており、糸のループや長い毛足によって、表面にはっきりとした凹凸があります。
見た目にはかなりボリュームがありますが、触ってみると柔らかく、チクつきを感じにくい肌触り。毛足の中に空気を含みやすく、しっかりと厚みもあるため、見た目だけでなく暖かさのある素材です。
そして、このニットの一番印象的な部分が柄。
フェアアイル柄をそのままはっきりと描くのではなく、雪が積もって輪郭が少しずつ見えなくなっていくような、ぼやけた柄をジャガードで表現しています。
night blackをベースに、白からグレーが滲むように重なることで、柄物でありながらモノトーンで合わせやすいのも良いところです。
フロントはWジップ。
上下から開けられるため、全部閉じてブルゾンとして着るだけでなく、下側を開いてインナーやパンツとのバランスを変えることもできます。
実際に着てみると、長い毛足と柄の存在感はありますが、様々なパンツとも合わせやすいバランス。
今回一緒に入荷したcafé garçonのような分量のあるボトムともきれいに合わせられます。
SHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ) snowy fairisele(ISSUE#9) / night black
長い毛足と、雪にぼかされたようなフェアアイル柄が印象的なニットブルゾン。
02|サロンを巻いたように穿く|café garçon
今回の入荷の中でも、形そのものが特に面白いのがcafé garçon。
柔らかく暖かなウールフランネルを使った、かなり分量のあるパンツです。
きめ細かなウールの表情に、わずかな光沢を含んだ上品な素材感。
大胆なシルエットに対して生地がきれいなので、単純に大きなパンツという見え方にならないところも、この一本の魅力だと思います。
デザインのイメージになっているのは、カフェギャルソンの制服。
極太のパンツを、ウエストから伸びた紐で絞ることで、サロンを巻いたような見た目をつくっています。
紐は前で結ぶことも、後ろで結ぶことも可能。
結ぶ位置によって布の重なり方や正面から見た印象が変わるため、一つのパンツでも着方によってかなり表情が変わります。
正面から見るとロングスカートのような大きな面が生まれますが、歩いた時や横から見るとパンツであることが分かる。
この少し曖昧な見え方も面白いところです。
フロント両サイドとバック左右にはポケットも備えています。
デザイン性の強い一本ですが、night blackの落ち着いた色とウールフランネルの上品さがあるので、トップスをシンプルにしてパンツを主役にする着方も良さそうです。
SHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ) café garçon(ISSUE#9) / night black
極太のシルエットを紐で絞り、サロンを巻いたような表情をつくるウールパンツ。
03|片方だけ残された手袋|lost glove scarf
ISSUE#9の「片手袋」というモチーフが、最も直接的に形になっているのがlost glove scarf。
柔らかな起毛感と、しっとりとした肌触りを持つカシミヤ100%のロングスカーフです。
片側は一般的なスカーフのようなフリンジ。
そして反対側には、手袋のように実際に手を入れられるディテールが付けられています。
“a’ lost glove”という名前の通り、片方だけ残された手袋をそのままスカーフの端に繋げたようなデザインです。
形はかなりユニークですが、素材には上質なカシミヤを使っているため、首に巻いた時の見え方は意外と自然。
長さも十分にあるので、首元に何度か巻いてボリュームを出したり、ランウェイのように片側を長く垂らしたり、シンプルに両端を落としたりと、巻き方でも印象を変えられます。
night black
素材の柔らかな毛足がよく分かるnight black。
同色の服と合わせても質感の違いが出るので、オールブラックのスタイリングにも自然に馴染みます。
手袋という少し変わったディテールも、黒だと主張しすぎず取り入れやすい印象です。
breathtaking blue
もう一色は、かなり鮮やかなbreathtaking blue。
発色の良いブルーが、ブラックやダークカラーの服の中ではっきりと映えます。
スカーフそのものの形はnight blackと同じですが、色が変わるだけで印象はかなり違います。
今回の着用では、café garçonのnight blackや柄のシャツに合わせていますが、黒を中心としたスタイリングに一点加えるだけでも十分な存在感があります。
秋冬はどうしても服の色が暗くなりやすいので、こういう小物から色を入れるのも良いと思います。
04|SHINYAKOZUKA × TSUCHIYA KABAN|micro invitation
もう一つ、今回届いた中で少し違う存在なのが、TSUCHIYA KABANとのコラボレーションによるmicro invitation。
SHINYAKOZUKAがこれまで繰り返し用いてきた「手紙」のモチーフを、コンパクトなカードケースに落とし込んでいます。
封筒を思わせるフラップと切り替えに、シーリングスタンプを模したスナップボタン。
小さなサイズの中に、SHINYAKOZUKAらしい物語性がしっかり残されています。
素材には、英国の伝統的な馬具用革であるブライドルレザーを使用しています。
ブライドルレザーは、革にロウを繰り返し含ませることで耐久性と独特の風合いを持たせた素材。そのロウが表面に白く浮き出る「ブルーム」を、ISSUE#9では雪に見立てています。
今回入荷したsnowy blackは、実物を見ると白いブルームがかなり控えめです。
真っ白にロウが浮き出るというより、深い黒を中心にうっすらと濃淡が重なった落ち着いた表情。
使い込むことでロウが革に馴染み、少しずつ透明感のある艶へ変化していくため、使い始めとその先で表情が変わっていくのもブライドルレザーならではです。
内部には仕切りがあり、自分の名刺と受け取った名刺を分けて収納できます。
名刺入れだけでなく、普段使うカードをまとめるカードケースとしても使いやすいサイズです。
SHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ) micro invitation with TSUCHIYA KABAN(ISSUE#9) / snowy black
「手紙」と「雪」というISSUE#9のモチーフを、ブライドルレザーで表現したカードケース。
同じISSUE#9の中で見ると
snowy fairiseleの雪にぼかされた柄。
café garçonの大きな布の重なり。
lost glove scarfの片方だけ残された手袋。
そしてmicro invitationのブライドルレザーに現れる雪のようなブルーム。
一つずつ見るとかなり違うアイテムですが、実際に並べたり組み合わせて着てみると、ISSUE#9の冬の情景がそれぞれ別の方法で形になっていることが分かります。
今回はnight blackを中心にしたアイテムが多いので、形や素材に特徴があっても全体は落ち着いた印象。そこにlost glove scarfのbreathtaking blueを加えると、色が一気に立ち上がります。
写真だけでは伝わりにくい毛足や柔らかさ、café garçonの布の重なり方、lost glove scarfのカシミヤの質感なども、ぜひ実物で見ていただきたいところです。
今回ご紹介したSHINYAKOZUKAの2026AW新作は、CONCRETE RIVER店頭・オンラインストアにてご覧いただけます。
サイズ感や素材感、着方についてなど、気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
ISSUE#9
今回の新作と、コレクション全体の背景はこちらからご覧いただけます。
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